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家族構成:夫婦+子供2人
土地面積:168.00m2
建物施工面積:129.00m2

広島市の会社に勤務。2年間の東京勤務の後、家族そろって住み慣れた広島へ帰って来たが、まず感じたのが会社から貸与された社宅の狭さ。以前広島で住ん でいた社宅よりは一部屋増えていたので贅沢を言える立場にはなかったが、状況が悪くなっていた。子供が大きくなっていたり、家具が増えたりしていたので、 夕食のテーブルについたら食器棚が開けられなかったり、家財道具を部屋に納めきるのに廊下まで使う始末。ダンボールが全部片付かないで狭さに苦しむ中、下 の娘の入学も重なって学習机が新たに増えた。

 
これはたまらんということになって、家探しの気持ちが芽生え始めたところに、たまたま「カナダの家が坪33万円(当時)」の新聞折り込み広告を目にし た。カナダは出張に行ったことがあり、現地の知人宅へ招かれた際に、素敵な家だった記憶も手伝った。郊外へドライブ程度の軽い気持ちで、引越後わずか2週 間弱で実質的住宅探しが始まった。

 
随分昔、バブル経済が華やかだった頃、お遊び感覚で住宅展示場やモデルハウスに通った時期があった。その頃は価格の高さに驚き、テレビドラマに出てくる ような豪華な作りに呆れ、マイホームは非現実的であった。モデルハウスは理想、現実は別物との感を強くした。唯一アンケートを書けばもらえる記念品が楽し みであり、住宅展示場の人と話しても、お互いに時間の無駄との認識しか持っていなかったような雰囲気の時もあった。
でも今回は気持ちが違う。とにかく何とかしないといけない、との漠とした使命感で道路地図を片手に現地へ到着した。

 
モデルハウスを一通り見て驚いたのが設備と性能。この値段でモデルハウスにあった床材や設置してある電化キッチン、さらに換気システムまで付いている。 対応してくれた方に思わず「本当にこれが33万円で全部付いているのか」と聞いたところ、答えは「はい」とあまりに簡単すぎたので『これは嘘臭い、何か落 とし穴があるに違いない』と思えてしまった。「他所を回って見比べてみて、その後よろしかったらまた来てみて下さい」という言葉に送られて、ザ・ホームを 後にした。

 
その後暫くは、週末の展示場巡りに忙殺された。いろいろなメーカーの家を見て話を聞くに連れ、「私たちのニーズと価格は反比例する」という定理が明らかになり意気消沈、もう一度、ザ・ホームに行って話を聞いてみようと思った。

 
再びザ・ホームを訪ねて説明を聞き、私たちの疑問に回答いただき、様々な意見交換をした結果、私たちの予算(=低価格)でニーズ(=高性能高品質住宅)を満たすには、ザ・ホームでないと実現出来ないと確信を持つに至った。

住んで3年が過ぎたが、全て期待通りかそれ以上のパフォーマンスを示している。大きな要因は2×6の堅牢な構造と、壁の厚みを活用した断熱材の多用にあろう。

 
まず気密性に優れることから、外部の騒音がほとんど聞こえない。リビングルームの窓から電話線が大きく揺れているのが見えても、外に出るまでは強風が吹 いていることが分らなかったことがあるし、引き戸を開けたら近くの中学校で開かれていた運動会の放送が聞こえたので驚いたこともある。

また、我が家は厨 房・給湯・冷暖房すべて電気で賄う全電化住宅だが、断熱性が素晴らしいお蔭か光熱費が実に安く、年間15万円弱、冬場の高い月でも2万円、春秋は1万円以 下となっている。

 
3月の芸予地震の際もかなり揺れたらしいが、仕事先から電話を入れて、皿1枚割れることも無く、飾り棚の人形が倒れることも無かったと聞いて安堵した。

家造りでこだわったのは空間と開放感の確保・創造。東西に長い建築用地だったので南側に空き地が獲れず、また資金の制約から7m×9mサイズの既存ユ ニットしか使えず、さらに東側と南側には家が隣接していたので、窮屈さや暗さが懸念されていた。

しかし、ザ・ホームの営業担当者と相談しながら、キッチン の吊り戸棚を位置変更してリビングとキッチンの天井を一体化させ、リビングの吹き抜けと併せて意外なほど広く明るい空間を創り出せた。また、リビングの掃 き出し窓の外にフロアと同じ高さでウッドデッキを作り、実力以上の広さを感じさせたことも開放感確保の一因であろう。

ザ・ホームは、快適に暮らしたいと思う人の希望を実現出来る選択肢を与えてくれる家だと思う。気が向いたら説明を聞き、気になったら質問し、気に入った ら本気に進めたらいいと思う。

価格が安過ぎて心配する向きもあろうが、安さにはそれなりの理由があって、決して住むのに必要な要素を削っている訳ではな い。家にも性能が求められる時代、他メーカーで同等な品質の家を造ろうと思ったら、費用はザ・ホームより数百万円余分に必要となるだろう。

私たちならその 金額を、住宅メーカーに渡すよりは自分たちのために使いたい。私たちと似た価値観の人ならば、迷わずザ・ホームを選ぶだろう。